<< December 2016 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

ブッロコリーの森から

■2016.12.06 送信  130
火曜日また逮捕者が出た。高江の県道で座り込んでいた男性(翌々日には釈放)と辺野古でブロックを積んで公務を妨害したとして再逮捕の山城さん他4名。1月の事案を、しかも警察の目の前で行われその場で処理できた軽微な事案を、今頃なぜ?弁護士も首を傾げる。前日高江ヘリパッド建設の容認ととられる、辺野古の基地内隊舎の建設容認の知事発言を受け、ここぞとばかりに仕掛けたのだろう。沖縄平和運動センター・辺野古テント等8カ所の一斉捜索もされた。知事発言は「オスプレイの配備反対は変わらない、高江の問題もその関連でおのずと収斂される」との政策発表と矛盾するのではないか。私には2年前の知事の立候補時の発言で印象深い言葉がある。
「市民に政治家がやっと追いついた」との言葉だ。現場で平和に向け闘っている市民には保守も革新もないということ。しかし、今、辺野古・高江で行われていることはそれだけではない。市民は人権蹂躙、違法弾圧、環境破壊などの前線に立たされている。市民は2年前より大きく前に進んでいる。知事は2年前の政策枠を最小枠で守ろうとしているようだ。この枠を最大限広げて早く市民に追いついて欲しい。先週は米軍ヘリが午後から夜までずっと爆音をまき散らしていた。オスプレイだけでなく新型ヘリも飛んでいたらしい。写真は、この騒音・ダンプや車両がまき散らす砂埃のなかで咲いているダイサギソウ(11月初旬撮影)。
ダンプ3000台を超えて砂利が森に投げ込まれている。H地区は土中からホースで水をくみ出す作業が見られたそうだ。違法突貫工事で進捗しているようだが、ずさんな工事で森に更なる負荷をかけている。今からでもいい、もう工事は中止してほしい。最後のひと月になるかもしれない、全力で立ち向かいましょう。高江に来て欲しい。

お知らせ | この記事の固定リンク |

鳩山元首相が語った「あの時」

▼信州沖縄塾講演会報告
                         〔運営委員 小林袈裟雄〕
10月10日、長野県上田市において、信州沖縄塾主催の「対米従属共同体から平和立国への未来!『この国の政治の行方』」と題する講演会が開催された。
講師には、2009年9月民主党政権時に内閣総理大臣になった鳩山由紀夫さん(現・東アジア共同体研究所理事長)、ジャーナリストで日本の政治経済に精通している高野孟さん(現・東アジア共同体研究所理事)、そして沖縄問題に造詣が深い緒方修さん(現・東アジア共同体研究所琉球・沖縄センター長)の3名を迎えた。
この講演会は、いま日本の国は70年間続いてきた平和と安全が、安倍自公政権誕生以来、根本から破壊されようとしている。集団的自衛権を容認し、着々と『戦争のできる国』へ進められようとしている。米国の世界軍事戦略の下に対米従属国として日本は組み込まれ、東アジアに緊迫した政治情勢を作りだしている。日米安全保障条約の維持のために沖縄に米軍基地を集中させ、その危険を押し付けている。普天間飛行場の移設という新たな基地を辺野古に、危険なオスプレイのヘリパッド基地建設を高江地区に、日米両政府はかたくなに押し進めている。
その沖縄の現状を作りだす転換点になった一つが、2009年9月に誕生した当時の鳩山政権下の沖縄政策の変遷であった。まさに『この国の政治の行方』を暗示する出来事だったと言える。当事者の鳩山さんに真相を語ってもらい、沖縄問題に精通されている高野さん、緒方さんのお二人に、沖縄で今起きている現状を聞き、『この国の政治の行方』を、主権者である私達一人ひとりが、どう行動していくのかを考えるために開催された。
■■問答無用の沖縄政策〜沖縄問題を全国化しよう
講演会第1部は、緒方修さんから「騒擾(そうじょう)の海から平和の架け橋を」と題して、沖縄で今起きている実態について報告を受けた。
沖縄県東村高江地区でのヘリパッド建設を巡り、政府は米国と12月末までに完成させるとの約束を果たすために、6基中2基しか完成していないことに、焦りを深め次のような強行手段をとっている。
・参議院選挙の終わった数時間後に500人の機動隊が押し掛けている。・伊江島の滑走路や駐機場の拡張整備し大型ヘリの離着陸訓練が出来るようにしている。・ヘリパッド工事に使う重機を民間ヘリや自衛隊ヘリを使って運ぶ。・反対派住民を暴力的に排除、逮捕して圧力を強めている。
政府はこれまでも、高江にはオスプレイは来ない。辺野古基地は民間と共同で使う等、嘘を並べてたてながら事は強圧的に行ってきた。
沖縄に対する日本政府の態度は今始まったことではない。琉球時代から常に沖縄は「捨て石」にされてきた歴史がある。沖縄県民の願いは「美しい海を埋め立て、人殺しの基地を創らない」という一点だ。各種の国政選挙、県知事選挙、議会選挙で民意ははっきりしている。
緒方さんは最後に「本土では高江で起きていることの報道が少ない。本土で沖縄の現状を伝えるための活動を強めて欲しい」との要望で締めくくった。
■■米国の圧力と官僚支配を打破できなかった
講演第2部は、元内閣総理大臣鳩山由紀夫さんとジャーナリストの高野孟さんの二人に、羽田由紀さん(塩田9条の会共同代表)、伊波敏男さん(信州沖縄塾塾長)が質問をして回答を得る方式であった。テーマは「友愛と東アジア共同体」、その一部を紹介する。
【質問1】
2009年9月に鳩山政権発足した。しかし、翌年の6月突然鳩山さんは総理大臣を辞任した。辞任の理由は日米関係、特に辺野古移設をめぐる迷走、官僚組織の非協力、政治資金問題等の情報がありましたが、辞任の真意をお聞きしたい。
【回答】(鳩山さん)
普天間移設では、公約通りに辺野古以外に探す事はしましたが、自分の政治的力が足りずに、沖縄の人々に失望を与えて裏切ってしまった。
(胴颪琉砧呂ものすごかった。官僚の面従腹背に会い、官僚支配を打破できなかった。特に外務省の嘘のシナリオで、「辺野古しか無い」と言わされ、「抑止力論」を辻つま合わせで持ちだした。「地理的優位性」についても、中国・北朝鮮に近いことは、かえって危険である。このことは米国も承知している。それでも海兵隊の基地が沖縄なのか、それは「思いやり予算」があるからだ。・政治資金問題では母親から借りたお金を献金としたが本当に自分は知らなかった。しかしそれで総理大臣を辞めたわけではなく、沖縄政策の失敗で責任をとった。
【回答】(高野さん)
)餅桂姫丗膺辰亘姫匸覆慮世い覆蝓2田外務大臣は、辺野古ではなく嘉手納基地(広いので簡単にできる)内に移設する。海兵隊はいずれ出て行く、それまでの時間稼ぎで嘉手納基地と言う手もあると話していた。沖縄では鳩山政権の動きの結果「オール沖縄」の流れを作ったが、「オールジャパン」は出来なかった。これは鳩山政権に国民の支えが無く、特に本土の責任は大きい。2縄に前線基地を置いたのは、第二次朝鮮戦争を想定していたからだ。しかし、これからは陸上戦は2度とない。北朝鮮も陸軍を120万人も減らして、核武装に向かっている。・台湾海峡問題や尖閣諸島問題で海兵隊は100%動かない。何の抑止力にもならない。
【質問2】
鳩山さんの現在の政治活動は、東アジア諸国の友好をめざす行動に全力を傾けていますが、覇権国家であり続けようとする米国と、覇権国家たらんとする中国の間にあって、これからの日本はどのような政治的、経済的自立国家として存在していくのか、お聞きしたい。
【回答】(鳩山さん)
ヾ靄椶呂つての沖縄琉球の様なスタンスを日本がとる(全方位外交)。∧胴颪惑童国家としての存在が薄れている。オバマも覇権国家をめざしているわけではないが、米軍の力に逆らえない。確かに中国は覇権国家をめざしている様だが、中国恐怖論を前面に出して日本のナショナリズムを煽っているのが安倍政権。F本は対米従属国家から脱却して、アジア、特に中国との関係強化をしていく、そのために「東アジア共同体」構想がある。その一環として中国を中心とする『アジアインフラ投資銀行(AIIB)』がその役割を果たすと考えている。この地域全体を平和にしたい。そのためにこの地域の経済的格差を縮めて行く、それによって「テロ」を無くす一助にする。
【回答】(高野さん)
仝飢縄知事の太田昌秀さんは、沖縄の基地が無くなれば、沖縄は「アジアのへその位置」として非常に役に立つ。特区として位置付け、文化を含め国際都市計画ができる。沖縄に補助金を多く出していると政府は言うが、ほとんどがひも付き補助金だ。沖縄として自由に使えるようにする。沖縄を丸ごと特区、次に連邦制、そして独立と言う順序もありうる。
■■民衆の視点での「東アジア共同体」構想を
鳩山さんは最後に、「沖縄の日常は基地によって本土の日常とは全く想像できない程危険にさらされている。沖縄の構造的な差別実態は本土のマスメディアから隔離されている。沖縄塾の皆さんを含め、本土の人達はもっと沖縄の問題に関心を持って、一緒に闘っていって欲しい」としめくくった。
講演会後の交流会では、「これからの活動として、若い人たちに平和について関心を持ってもらうために、まず沖縄と信州の中学生を中心とした交流を深めて行きたい」との提案があり早急に取り組むことを確認した。
私たちは鳩山さんが提起する国家同士の「東アジア共同体構想」もさることながら、虐げられ、抑圧された民衆の「共同体構想」を創りあげて行く視点を持っていきたいと思う。その思いを強くした講演会であった。 《2016.12.1 人民の力誌より転載》
お知らせ | この記事の固定リンク |

ブッロコリーの森から

■2016.11.28  129
週末はやんばるも一気に冷え込んだ。政府が返還を目論む日まで1か月を切った。それでも市民は諦めることはできない。今週から月・水・土曜と週三日が行動日となった。市民が座り込んでいる水曜日はN1ゲートから砂利は入れられなかったがメインゲート内にはダンプがせっせと砂利を貯め込んでいる。
そして翌日は5往復、翌々日は7往復とメインゲートから砂利をピストン往復する。人の少ない早朝のトレーラーによるメインゲートの搬入も、未明のN1ゲートからの資材の搬入も止まない。26日土曜日は9時過ぎに12台のダンプがメインゲートに入ったがその2回目を阻止すべく、市民は車であるいは徒歩で30分以上かけてN1ゲートから続々とメインゲートにやって来た。
写真は抗議する市民を安全のためと言って包囲する機動隊。市民の2-3倍の機動隊員が市民を囲い込み工事反対の意思表示の機会を奪っている。水曜日はN1での集会時いままでずっと使用してきたマイク車が駐車禁止内だからどけろ、違反切符を切ると言い出した。そしてレッカー車まで準備し脅しをかけた。このレッカー車は東京の品川ナンバーだった。三重・奈良ナンバーの工事車両も現場には来ている。
沖縄の警察官の定員を100増員する。工事を強行するためには何でもありだ。26日には酒気帯び運転で米兵が逮捕されている。22日はオスプレイなどが低空飛行を続けた。この危険からは司法も守ってはくれない。普天間爆音訴訟では飛行による健康障害は認めながら飛行差し止めは求めない。危険は源を取り除かなけれな無くならない。だから今作らせないために頑張るしかない。
今日の地元紙では「工事をやり直している」と報道された。これも市民が必死の思いで現場で確認したものだ。台風などでそうなったのではない。基地内で如何にずさんな工事を強行しているか、作業員の安全確保もしないまま。当初砂利はダンプ1500台ぐらい必要と言われていたが、やがて3000台に達する。工事を現場を見た人の話では抜根もしないまま砂利を敷き詰め、トラックが通るとすぐまたボコボコになる、いっぱい必要なのはよく分かると。森に大量の砂利が投入され続けている。
どうかこの森の破壊をこれ以上させないため現場に来てください。人が今の倍集まれば最初から2面作戦がとれ、N1もメインゲートも座り込みできる。もう日がありません。

お知らせ | この記事の固定リンク |

ブッロコリーの森から

■2016.11.28  128
ヘリパッドはN1、Gについては完成に近い、Hはもう少しかかりそうな状況らしい。砂利はダンプトラック1500台分が必要と見られていたがもう既に2500台は超えた。最近は早朝3時半に砂利を積んだダンプが県道を走り住民から安眠妨害だと苦情が出ている。未明の機材搬入も常態化している。夜間工事の音も確認されている。やんばるの森は夜行性の動物も多い。彼らの生態も無視、作業員の安全も無視県民の声も無視。14・15日には再び民間ヘリを使って輸送をした。
7月から米軍の訓練はおとなしくなったが、しびれを切らしたのか、18日にはオスプレイ2機が8時過ぎから10時ぐらいまでN4とメインゲートを旋回移動しながらそれぞれの場所でホバリングを繰り返した。30分程メインゲート付近で見ていたが、最後は気分が悪くなってしまった。オスプレイが去った後はコブラ?が2機、14時ぐらいまで上空を旋回していた。
米軍が早く思う存分訓練がしたいと、日本政府を つついているのだろう。アメリカに頭を撫でてもらうために、両手で法を破り、両足で市民を踏みにじり、国家権力を動員して、日本政府は恥じることなく工事を進めてきた。
19日(土曜)の集中行動日は当初N1で集会していたが、ダンプの車列が南からやって来るとの情報で市民はメインゲートにどんどん移動して来た。時折小雨が降っていたが、ダンプを止めたいという市民の思いがどんどん押し寄せてきた。また一人の仲間が逮捕された。しかし市民の行動が止むことはない。
18日夕べ、高江共同売店前で「ピアノコンサート」が持たれた。日本には使用されないまま眠っているピアノが405万台あるそうな。眠っているピアノを目覚めさせるコンサートを行っている河野さんの演奏だった。国民は眠っていないか?弾圧の足音が聞こえないか?

お知らせ | この記事の固定リンク |

ブッロコリーの森から

2016.11.13 127

地元紙によればG・H地区も伐採は終わり工事は最終局面にきているという。12月20日に北部訓練場の過半返還の式典を催すとも伝えられている。持ち込まれる資材も砂利だけでなく張芝・土・中身の見えないフレコンパック等多彩になっている。早朝、人の減った夕方の資材の持ち込みも連日である。目の前で入っていく資材をただ記録するしかないのは精神的にきつい、がしなければならない。社名がないダンプは問題ありとの事で総合事務局に通報する。しかし、目の前で見ている警察への指導は自分たちの仕事ではないと言い張る。こうして目の前の違法を見逃しながら工事を進め、抵抗する市民を5名逮捕している。言いがかりのような懸案で、一人は県外へ帰ろうとするところを空港で、3名は県外の自宅で逮捕している。ダンプ通行時の交通規制は日常的。先日はとうとう車内の荷物検査までした。週明けにはまた民間ヘリで資材を運ぶと通告している。エスカレートする違法工事と過剰警備で工事は着々と進められている。
11月12・13日はツールドおきなわが開催され、やんばる路を銀輪が駆け抜けた。5千名近くが世界各国からやんばる路を駆ける。さすがに道路半分を占拠しての警察車両は目に触れさせたくなかったのだろう、前日・当日にかけて一掃した。散水車だけではまだまだ道路の汚れは残ったままだが、道を塞ぐ警察車両・目障りな障害物のポールが無くなり見晴らしが良くなった。これも日曜までなのだろう、早朝は砂利も運んだぐらいだ。久々の見通しの良い光景に心が和む、本来のやんばるにはまだ戻ったわけではない。慣らされてはいけない。

お知らせ | この記事の固定リンク |

ブッロコリーの森から

■2016.11.06 126
火曜日夕方高江に向かった。高江に向かっている途中でいつも砂利を入れ込むダンプが南下しているのに出会う。月曜日は何と過去最大100台のダンプが入ったという。一体今日は何台入ったのだろう。結局、今週で2000台を突破した。当初1500台必要と言われていたが、2000台を突破しても砂利を入れ込むダンプは止まらない。
早朝から入っているというので水曜日は5時半からメインゲートで監視した。5時40分に20トントレーラーが早くも7台入った。翌日はおそらく5時前に入っただろう。夜明けは6時頃。未だ真っ暗だ。金曜・土曜は資材を積んだトラックが5時過ぎにN1ゲートに入った。最後の芝の植え込みに必要な資材らしい。
ヘリパッドは完成に近いのだろうか?しかし、それにしても砂利の搬入が異常に続き、止む気配はない。工法を次々と変更し、文書で伝えている県の反対にも全く耳をかさず、G地区と宇嘉川河口部を繋ぐ歩行訓練ルートの伐採も始めた。ここだけで4694本という。歩道の幅も1・2メートルの説明が3メートルになっている。市民がひるまず基地内に入り告発している。
水曜日の集会時にはオスプレイ2機が延々と、木曜日はコブラ・CHが午後中飛び回っていた。工事が始まった7月から、なぜか米軍ヘリの飛行はぐんと減っていたが今週は訓練も異常だった。土曜日メインゲートで全体集会、N1には毎週来ているシスターが大勢来てくれた。祈りを捧げているその時は久々に静謐な時間がながれた。

お知らせ | この記事の固定リンク |

ブロッコリーの森から

 ■2016.10.30 125

10月もいよいよ最後の週となった。森の伐採は進んでいるらしい。毎日砂利を積んだダンプが目の前を通り過ぎる、ゲート内に入っていく。早朝から工事音が聞こえる。年内完成など絶対させてはならないと皆必死で頑張っているが、どの現場にいても胸が塞がれるような思いだ。今週も水曜日はメインゲートで集会、集会後も砂利を積んだダンプが東村の入口近くの宮城に待機していると皆ギリギリまで座り込んだ。
夕方5時ぐらいに参加者が減った頃合いを見計らって機動隊が出てきて残っている市民を排除しダンプを入れてしまった。それでもみんなの頑張りでその日はN1ゲート内には24台で留まった。土曜日はN1ゲートでの恒例の集会後、「土人発言」の抗議集会が午後から持たれた。午後には参加者も400名に膨れ上がった。この差別発言は許せるものではない、それ以上に松井大阪知事の発言こそ酷いものだ。現場で公僕である機動隊員が差別発言をしたにも関わらず職務に邁進したと労を労った。工事現場で機動隊員・警察員と向き合ってつくづく感じるのは彼らは上からの命令に従うだけだということ。市民とは向き合わない、市民からの指摘には違法であっても取り上げない、市民に主導権を渡さない。この場を取り仕切るのは俺たち、市民は従うだけの存在だと教育されているのだろう。個々の機動隊員の心の中に何があろうとも、それは上からの命令の前では抑え込むだけ。ここで市民弾圧の訓練を十分積み、来るべき時に十分役立つ人となるように。松井氏には彼らはよくぞやったということなのだろう。
雨の多かった高江だが久々に雨に出会わなかった。久々に素晴らしい星空を眺めた。しかしこの星空も半分奪われた。ゲート前に夜間照明が設置され、手前半分は星空が見えるが、照明の向こうは星は見えない。

 

お知らせ | この記事の固定リンク |

ブッロコリーの森から

  ■2016.10.23 124
高江では違法がまかり通っている。県道70号線は元々は利用は少ない道だったが、今は1日に砂利を積んだダンプが述べ100台の日も珍しくない。ダンプが落としていった砂利を押しつぶすように、警察の大型車両が轍の後を残して目の前を通り過ぎていった。スリップすると危険なので掃除をしてほしいと訴えても警察官は一切答えない、目を合わせない。やっと数人目で上司に報告すると言ってくれたが、答えは「するとすれば防衛局か県の道路管理事務所」との返事。目の前に警察官も防衛局員もいっぱいいるのに。24時間のアイドリングも止めない。常識・普通の感性が通じない警察組織にため息と怒りが湧いてくる。80歳過ぎの車椅子の女性から暴行を受けた訴えった「日本のこころを大切にする党」の関係者がいる。あの悲惨な戦争をやっと生き延びた方、普通なら家でゆったりと過ごしていただきたい方を抗議現場にまで引き出す状況をこそ恥ずべきだろうに・・・。さらに今度は「土人」発言。この状況にいったい何と言えばいいのか。高江の現場に立つ事はきつい。精神的にとてもきつい。でも今はまだ声を上げることはできる。今の日本はとても怖い、不気味だ。22日の沖縄タイムスには工事現場の航空写真が載っていた。N1.G.Hの4カ所とも樹木の伐採は完了。緑の森に褐色の穴がむき出しになっている。安倍政権が年内完成といっているが、あと2か月。声をあげつづけよう。メインゲートのすぐそばでダイサギソウが可憐な花をさかせていた。

お知らせ | この記事の固定リンク |

ブッロコリーの森から

■2016.10.23 123
先週は雨の多い週だった。夜中・夜明・朝方と雨が激しく降った。昼間に降り工事が進まなければいいのに、と思うが自然はなかなか思う通りにはいかない。思う通りにいかないのは私たちだけではないようだ。機動隊員を基地内で工事用作業車の荷台に詰め込んで移動させていたことが明らかになった。警察が作業員を送ったり、工事業者が機動隊を乗せたり、警察の中立性をかなぐり捨てて恥じない行為が続いている。砂利を搬入するトラックの法令違反も分かった。大半がダンプ表示番号がない、違法改造等。罰則もある犯罪とのこと。警察はこのダンプを前後で護送して抗議する市民を排除して搬入させている。防衛局はこの指摘にも法令違反の事実はない、と答えた。一方業者は地元紙の取材に対し違反を認めた。国家権力とは恐ろしいものだ。明らかな写真を突きつけられても認めない。バスも通わぬ高江の抗議現場に市民が早朝から駆けつける水・土曜日行動が定着した。この水曜日はそれでも市民を排除し12台のダンプが入った。土曜日はN1からは入っていかなかった。しかしそれ以外の曜日は50・60台とハイペースで搬入している。またN1手前のメインゲート(米軍が利用している)から基地内に大量の砂利を貯め込んでいる。そうして貯め込んだ砂利を違法ダンプが何往復もして大量の搬入となっている。私たちが集会している手前で次々と、集会後も次々メインゲートには砂利が入っていく。米兵がいつもこの様子を監視しに来ている。年内完成と米国に見栄を切った手前、がむしゃらに工事に突き進む政府には市民も憲法も踏みにじって恥じない。この政府を止めるためにはこちらも年内、何としても踏ん張らねば。強行突破も人が集まれば食い止められる。ぜひ高江で共に声を上げてください。高江の住民が国を相手に工事の差し止めを求める訴訟を起こした。その記者会見が日本外国特派員協会で行われた。国民の目をそらそうとしている隙間から外国への訴えだ。この無法状態を広く伝えていかなければ。写真はダンプに抗議する私のズボンの上に止まっている虫。もう既に殺された仲間もいる、やっとここまで逃げてきた。一緒に反対すると言っているかな。
お知らせ | この記事の固定リンク |

ブロッコリーの森から


■2016.10.23  122
ブロッコリーの森から
10月5日(水)から8日(土)まで高江にいた。水・土の行動日は定例として定着し朝から大勢の市民が何とか工事をくい止めたいと集まってくる。水曜日、N1ゲート前で皆と座り込んでいる時、砂利を積んだダンプをゲート内に入れるため、まず露払いとして座り込む市民を強制排除する。私も強制排除され警察の大型車両に挟まれた隙間に押し込められた。その市民に警察車両の排気ガスが吹きつけられる。何度アイドリングを止めるように、囲い込みは違法だと訴えても聞かない。気分が悪くなり地面に横になりやっと私は長時間の囲い込みから解放された。5日の県議会でも高江の警備のあり方についての質問に対し、公安委員会の返答は「怪我や体調不良を訴えた市民14名に対し、警察官の行為によるものではない」と断言し市民側の自己責任を強調した。自らが要請した機動隊がどういう行動をとっているか視察に来ればこのような発言は出来ないであろう。8日に来沖した菅官房長官も抗議する市民を自衛隊ヘリで視察をした。菅氏は「北部訓練場の年内返還を目指す」と宣言し、翁長知事は「歓迎」と述べ返還を評価した、との地元紙の報道だ。使わない基地は返還するのは地位協定で決まっている。問題は返還条件を付けること、そしてその新たなヘリパッドで米軍が機能的な訓練ができると言っているように、機能が強化されることだ。そのヘリパッドを作るために静かな村に全国から機動隊を集め過剰・強圧警備がなされていることだ。米軍は抗議市民の個人情報収集をし、政府は工事現場で抗議する市民を逮捕できるよう、軍警以外にも逮捕権を与えようと検討している。7日は43台のダンプが警察車両に守られ4往復してゲート内に入った。この間2時間半以上県道は封鎖され、一般車両は通行止めにあった。県道は県民のもの、という当たり前のこと
すら主張・抗議しないといけない。高江にいると、つくづく思う。ここは日本なのだろうか?残念だが日本なのだ。そして高江を手始めに、国策は何としても強行する、国策推進のためには「出来ることは全てする」、出来ないならルールを変える、そのための実験台として、高江は格好の「標的の村」となった。

お知らせ | この記事の固定リンク |